適切な熱マネージメントを実施することで、燃費の改善、排気ガスの低減、また、既存のガソリン車だけではなくHEV/EVにおいても、大きな効率の向上が期待できます。
KULIの開発元であるMAGNAの技術センター(St. Valentine オーストリア)では、車両開発のエンジニアリングサービス業務における幅広い知識・経験が、常にKULIの開発にフィードバックされています。
車両の熱マネージメントの主要な目的は、依然、コンポーネントのオーバーヒートを回避すべく特定の温度以下に管理することにありますが、HEV/EV等の研究開発が進む近年では、その他の項目においても熱マネージメントが重要視されています。例えばバッテリーでは、温度が特定の範囲内におさまるよう管理することが、バッテリーの高効率、長寿命の実現に非常に重要です。
車室内空調解析では、ACモード、ヒートポンプモード、ホット・ガス・サイクルモードの検討が可能です。HEV/EV等では、空調冷媒回路はバッテリー冷却にも用いられることがあります。その際には、チラー(冷媒と冷却水の熱交換器)が使用され、冷却水回路と冷媒回路がリンクしますが、このようなケースにもKULIは対応しています。
包括的な最適化プロセスにより、ユーザの最適なレイアウト決定をサポートします。
車両開発の最新の動向に対応すべく、ソフトウェア、およびシミュレーション手法の改善・開発に常に取り組んでいます。
KULIの特徴と利点: